ガラスの家

それから、これだけは。
ピエール・シャローのガラスの家。
前行ったとき入れなかったのは、2ヶ月前から予約しなきゃいけなかったせい。今回は友達の予約に図々しくラッキーなことに便乗しちゃいました。

内部は残念ながら写真禁止でした・・・ でもオリジナルをきちんと残すためだから仕方ない、納得。
1932年当時、工場等の床に使われることが多かったガラスブロックを、住宅のファサードに全面的に使ったシャロー。ゴム製の床も、鉄の梁も、工業製品の新しい使い方だった。
産婦人科医師のための、きめ細かすぎる設計。可動家具の取っ手に至るまで繊細に計算されたデザインで、見事に統一されてる。ここまでの設計の密度がありうるのか。からくりが動く度、施主の人柄を知り尽くしていることがよくわかる。
光のあふれるリビングが「広い!」と感じるのは、天井や手すり等水平要素の終わりがうまく隠されて見えないから。後から気づいたけどデステイルの影響もあるんじゃないかしら。
丁寧で贅沢で機能的で美しすぎる。パリで一番感動した建築かも。
ネットにあった画像